ラフェドフルール(フェリークの11) デビュー戦


キャロットクラブ出資愛馬第21号は、まさに安価な2、3勝馬狙いの馬。

母フェリークはサンデーサイレンス産駒でキャロットクラブで4000万円の価格で募集された高額馬。厩舎も橋口弘次郎厩舎と期待の高さがわかる。

しかし、1勝で引退。競走馬としての能力はイマイチだった。


ということはフェリークの11のBMSはサンデーサイレンス。サンデーサイレンスはBMSとしても抜群の成績を残している(5年連続リーディングサイアー継続中)。

父サクラバクシンオーは大変仔出しが良く、和製種牡馬として大変頑張った。昨年亡くなった為に次が最後の世代。今一度この種牡馬の仔が欲しかった。

母フェリークの初仔である愛馬ハルシュタットも牧場の段階から2歳離れした抜群のスピードを披露。未勝利クラスでは力が1枚抜けていた。

母のスピードと父のスピードからスピード豊富な短距離馬が出て、ダートでも良いので2、3勝してくれれば満足。

これだけでも”買い”なのに、ななんと厩舎は短距離馬に定評がある西園正都厩舎。

ここは馬の能力をきっちりと出し、馬の質の割りに高い成績を収めている厩舎で、当然期待は高い。


フェリークの11を徹底分析。

また、購入に至った経緯を掲載。

競走馬名がラフェドフルール(La Fee de Fleur(仏語) 「花の妖精」の意。両親名より連想)になりました。

4月18日、19日の第一回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録が完了しました。

POG本の評価を掲載。

11月6日にノーザンファーム天栄へ移動しました。

11月7日に栗東トレセンに入厩しました!!

11月14日にゲート試験に合格しました!!


12月21日 阪神5R 2歳新馬 芝1600m 牝馬限定に出走!!

出走数はフルゲートの18頭。5頭が非当選除外になる抽選を勝ち抜く。

鞍上は二場開催にしては超弱気の川須栄彦騎手。

そりゃ、追い切りの動きからは能力は疑問だし仕方がないか。

結果は予想通り10着/12番人気。

パドックでは煩いところを見せまくり、気性が悪く、出遅れると思っていたら案の定出遅れ(>_<)。二の脚も遅く後方尽。短距離馬にとって、このスタートの悪さは致命的。

抜群の勝ち上がり率を誇る我がほっさん軍団において、
これは勝ち上がりは難しそう。


レース回顧と時計の分析、レース後の川須栄彦騎手と西園正都調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポート

(2014年2月1日完結)

2012年11月13日立ち上げ

●フェリークの11を購入

 昨年(2011年)は補償廃止元年(購入馬が未勝利で引退したときの補償制度)ということで出資を手控えていた(2010年産はキャロットではグランデアモーレとフロアクラフトの2頭のみ、友駿でデスティニーシチー1頭)私ですが、今年はもう少し手を伸ばしてみようと考えていました。

 しかし、2009年産キャロ愛馬は5頭購入し4頭が勝ち上がり、2010年産キャロ愛馬もすでにグランデアモーレが新馬戦を勝ち上がっていましたから、そんなにたくさんの底入れをする必要もなく、3頭前後で考えていました。


 そしていろいろと募集馬分析の結果、以下の結論に達しました。(2012年9月 当サイト内 2012年度キャロットクラブ募集馬を分析するより)

12 リッチダンサーの11

 兄ホーカーテンペストはデビュー前から素晴らしい馬体の持ち主と言われ、大注目の1頭だった。実際ここまで順調に2勝を上げ1000万クラスでも上位の成績で突破は時間の問題。

 その1つ下のフロアクラフトは私の所持馬。まだデビューしていないが、牧場では大物感のあるコメントが多く、走りそうな雰囲気。当然この馬にも大きく注目している。

 価格は1口45000円と姉フロアクラフトと同じ金額。姉でさえ割安感があるのに同じ金額とは是非欲しい1頭。ただし関東所属になってしまった。関西なら最優先枠もありうるくらいの馬だが、関東所属ということで残念ながら私としては割引。


 以降はカタログ到着後

 関東で残念と言っていたらななんと藤沢和雄先生!!愛馬アフロディーテでも満足だった先生のところなら関東でも是非欲しい。しかも金額も安い。

 リッチダンサーの子はかなり走ると私は思うし、5月生まれで懸念された馬体重も473キロと十分。

 馬体も薄い皮膚に筋肉質の体。クビの太さや角度も満足。繋ぎの長さや角度もちょうど良く、これも走りそうな雰囲気。

 これは買う。問題は最優先枠でないとどのくらいの確率になるか。場合によっては最優先枠の使用もありうる。

52 ハルーワソングの11

 代表産駒は重賞勝ちの兄フレールジャック。非常に仔出しが良く、母は屑の出ない優良牝馬。預託厩舎はおそらく友道康夫厩舎。牡馬だし高いんでしょうね。父ロブロイがどうかですが・・・。

 1口9万円は微妙だが、母の仔出しを考えると買えない馬ではない。注目の1頭。


 以降はカタログ到着後

 馬体重も442キロとなかなかいい数字。母の15歳の時の子ということでそろそろどうかと思うが、08年産が重賞勝ち、09年産も勝ち上がりと未だに仔出しは悪くない。

 預託予定の友道康夫厩舎は私が是非1度愛馬を持ちたいと思っていた厩舎で、1口9万円で牡馬なら欲しい。

 馬体は毛づやがイマイチで格段の威圧感もないがクビ差しの角度は良く、背中の感じも走る馬のもの。父のロブロイが心配だが最優先枠を使ってもと思うほどの1頭。

61 クルソラの11

 2番子のクローチェは私ほっさんが最優先希望馬枠を使おうかと迷った2頭の内の1頭。結局別の馬に行き落選。クローチェは貫禄の走りを見せ1つ勝ち、500万クラス突破も時間の問題。

 当然本馬も注目。

 金額も牡馬で1口75000円は買い。父のネオユニも仕上がりが早いし牡馬は実績があるしでこれは超買いたい1頭。


 以降はカタログ到着後

 468キロと馬格はある。前がかなり発達していて力強さを感じる。ただ、毛づやがイマイチでクビも細い。松永幹夫厩舎もかなりいい馬を預けられていながら、案外結果を残せていない。馬房の回転も下手。

 悩む馬。

83 フェリークの11

 母は芝1600mの未勝利戦を勝ち上がったが、その後は壁に当たり引退。キャロットクラブ所属でサンデーサイレンス産駒・橋口弘次郎厩舎預託の期待馬だった。

 初仔で私の愛馬のハルシュタットは牝馬ながら初戦から牡馬相手に3着3着と冬毛が出ているにもかかわらず素質を見せ、3戦目に福島ダート1150mで圧勝し現役。どこまで活躍できるかわからないが、まずまずの能力は感じる。

 その2番仔が本馬。父がファスリエフからサクラバクシンオーに替わり、そちらもスピードが期待できる。距離は持ちそうにないが、早い段階で1つは勝ってくれるだろう。安価なら買いたい。

 ・・・と書いていたら
やはり1口3万円と手頃価格。これは買いたい。


 以降はカタログ到着後

 3月生まれで馬体重が437キロとギリギリ。キ甲が抜けており、もうこれ以上成長しない可能性も高い。そこは要注意。馬体は筋量が素晴らしいし背中のラインも走る雰囲気。クビ差しの角度からやはり距離は持たない印象。1200mが主戦場になるだろう。繋ぎが高く短く故障が心配でダート馬になりそう。

 もうダートの短距離馬という感じだが、それでも母や父のスピードは魅力。西園正都厩舎は使い出しが早く非常に成績優秀な厩舎。また短距離戦は抜群に強い。

 価格も安いし、早期に1つ勝てそうなので是非欲しい。ただ、最優先枠を使うほどでもないが、どのくらいの売れ行きだろうか。

以下 最終確定より

最優先枠候補

 1位 68 シーザリオの11 最優先枠使用でも当選確率45パーセント程度と低いので
 2位 12 リッチダンサーの11 一般枠でも68パーセント程度の当選確率であり一般枠で応募
 3位 52 トールポピーの11 最優先枠使用でも当選確率28パーセント程度と低いので
 4位 54 ハルーワソングの11 最優先枠ならほぼ購入確定なので
 5位 55 ポトリザリスの11 最優先枠使用でも当選確率63パーセント程度と低いので

 補欠 48 ブルーメンブラットの11 最優先枠使用でも当選確率38パーセント程度と低いので
 補欠 56 シーズアンの11 馬体が好み 案外売れていないし、様子見 近況観察馬に移行
 補欠 61 クルソラの11 一長一短で悩む 一般枠は23パーセント程度の当選確率と低いが、一応一般枠でも可能性はあるので


最終決定

最優先枠 54 ハルーワソングの11 最優先枠ならほぼ購入確定なので

一般枠  12 リッチダンサーの11 一般枠でも68パーセント程度の当選確率 
         61 クルソラの11     一般枠は23パーセント程度の当選確率と低いが、一応一般枠でも可能性はあるので
          83 フェリークの11    姉ハルシュタットに相当能力を感じますし、ハルシュタットも一時募集で満口。おそらく本馬も


 という4頭でチャレンジです。正直、すぐに売り切れそうなマンハッタンの11を入れるかどうか迷いましたが、クルソラの11もリッチダンサーの11も当選してしまうし完全に予算オーバーなので、やめておきます。

 クルソラの11もリッチダンサーの11も外れて、かつマンハッタンの11が残っているのなら、第二次募集ですぐに買います。私は最優先枠は獲れると思っています。この確率で落選するようでしたら、非行に走ります(爆)。

 そして、最終的にハルーワソングの11とフェリークの11は非抽選での確定。リッチダンサーの11は運良く当選、クルソラの11は落選で計3頭所有ということになりました。

その当時の私のコメントは以下の通りです。

 ハルーワソングの11は母の年齢が引っかかっているモノの、友道康夫先生は魅力たっぷりの方ですし楽しみです。

 フェリークの11は姉に続き妹も獲得ですが、成長力もあり母が4000万円で募集されていたほどの馬ですし、正直、値段的にお得だと思います。もちろん、クラシックなんかは無縁だとわかっていますけどね。でも姉のハルシュタットも可愛くて仕方ないですし。

 リッチダンサーの11も姉のフロアクラフトに続いて連続の取得ですが、まだ出走していないものの、私はフロアクラフトに中物感(大物まではいかない)を抱いております。ある程度は走ると思いますよ。1勝ということはないでしょう。
 故に数年後に振り返ってみたらリッチダンサーの仔出しは素晴らしいということになっていると思うのですが。兄のホーカーテンペストもそうでしたが、馬体の見栄えする良い子が出てきますもんね。

 アフロディーテ以来の藤沢和雄厩舎です。アフロディーテはレース中の事故が元で亡くなりましたが、私個人はカズオ先生の馬中心の考え方は好きですし、横山典弘騎手や北村宏司騎手といった関東で好きな騎手を乗せてくれることも嬉しいです。これもいろんな意味で楽しみです。


 そんなこんなでなかなかドラフトとしては成功だったと思っています。




 自分の中でもっとも良いと思われた馬はシーザリオの11ですが、この馬は母馬優先権(母を所持していた会員さんが優先)があり、私のように母馬を所持していなかった者には非常に当選ハードルが高く、とても購入できる気がしません。3番目に良いと思ったトールポピーの11も同様です。

 2番目に良いと思えたリッチダンサーの11は一般枠でもまずまずの確率でしたので一般枠で賭けに。ならば最優先枠は牡馬でかつ最優先権を行使すれば確実に買えそうなハルーワソングの11にしました。

 フェリークの11は一般枠でも応募すればほぼ購入確定という状況でしたので確実に取れるだろうと思っていました。実際は395口が第一次募集で売れ、残り5口は1.5次募集で早々に姿を消しました。

 第一次募集で満口になった姉ハルシュタット同様に、妹も早い段階で満口になりました。姉ハルシュタットは未勝利戦を勝ち上がり後低迷していますが、私ほっさん愛馬の下は走るというジンクスがありますし、自分で自分のジンクスに乗っかって見たいという願望もありました。

 少なくとも1つは早い段階で簡単に勝てるでしょう。そう思っています。後は・・・、知りません(笑)。


 そんなこんなでフェリークの11を購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●フェリークの11のほっさん評価

 では、フェリークの11の詳しい分析です。

 父   サクラバクシンオー アーニングIDX 1.58 評価 B+
 母   フェリーク 1勝                  評価 D
 母父  サンデーサイレンス               評価 A+
 兄弟  ハルシュタット  1勝              評価 D
 生産牧場 ノーザンファーム               評価 S
 調教師 西園正都                     評価 B+

 馬体                             評価 B+
 募集総額 1200万円 牝馬
 
 総合評価 2.36 評価 C


 父サクラバクシンオーは、3歳春からスプリント路線にターゲットを絞り、4月のクリスタルC GV(1200m)で重賞初制覇を飾った。その後もオープン特別を4勝するなどこの路線で勝ち鞍を重ねる。4歳暮れにスプリンターズS GTを優勝。2着のヤマニンゼファー(GT3勝馬)に2馬身半差を付ける完璧な勝利で、初のGTタイトル獲得に花を添えた。5歳時に競走馬としてのピークを迎え、4月のダービー卿チャレンジトロフィーGV、10月のスワンS GUを勝利。スワンSでは、1分19秒9の日本レコードも樹立している。12月のスプリンターズSでは、1分7秒1のレコードタイムで連覇を決め、見事に有終の美を飾った。この年のJRA賞最優秀短距離馬を受賞。一般的にスプリンターは早熟で能力の開花が早い反面、活躍できる期間が短いことが多いが、同馬は比較的遅咲きで息の長い活躍を見せたのも特徴である。

 種牡馬としても、芝、ダートを問わず、主にスプリント戦で発揮される圧倒的なスピードと安定感の高さを武器に、2001年から10年連続でサイアーランキングトップ10入りを果たしている。主な産駒はショウナンカンプ(高松宮記念GT、スワンステークスGU、阪急杯GV)、ブランディス(中山大障害JGT、中山グランドジャンプJGT)、グランプリボス(NHKマイルGT、朝日杯FS GT)、シーイズトウショウ(セントウルステークスGV、CBC賞GV、函館スプリントステークス GV2回)など。

 2011年の種付けシーズンに入るとたびたび体調を崩すようになり、その都度休止しながらも種付けをこなしていたが、体調不良のため同年4月いっぱいまで休養していた。4月30日午前11時、翌日からの種付け再開に向けての試験交配中に心不全で死亡した。

 2010年の種付料は250万円。私ほっさんのアーニングIDXは1.58と非常に高い。繁殖牝馬の質を考えるとかなり優秀な種牡馬と言える。しかし、案外1つ勝った後に頭打ちになる産駒も多い。ほっさん愛馬ではアイオロスシチー(1勝)、グレイスシチー(未勝利)、エトランゼシチー(未勝利)の3頭がバクシンオー産駒だが、あまり勝ち星を挙げられず、相性は決していいとは言えない。

 それでも勝ち上がり率などから期待は大きい。



 母フェリークはサンデーサンレンスの直仔として期待され、キャロットクラブで牝馬ながら4000万円(1口10万円)の高額で厩舎も橋口弘次郎厩舎と超一流の厩舎で募集された期待馬だったが11戦1勝。デビューは武豊騎手騎乗で1番人気だった(しかし13着)。その後6戦目の芝1600mで勝ち上がる。昇級戦でも3番人気に支持されたが12着。そのまま500万クラスでの最高が7着で引退。常に人気ばかりが先行し、結果は今ひとつだった。
 ただ、この産駒は今をときめく母父サンデーサイレンスということになり、血統面で大いに期待ができる。この高額の母の子が1口30000円は美味しいと私は思う。



 母父のサンデーサイレンスは米国産。米年度代表馬、米9勝。ケンタッキーダービーGT。本邦チャンピオンサイアー。本邦BMSチャンピオン。2002年死亡。
 1989年米年度代表馬の金看板を背負って、現役引退直後に日本で種牡馬入り。13年連続リーデイングサイアーに輝き、「日本競馬史上最強サイアー」と称された。BMSに入っても抜群の能力は不変で、瞬発力と勝負強さに優れた優秀な孫たちを多数輩出している。
 2008年はBMSとしてスクリーンヒーロー(ジャパンカップGT)、ヴァーミリアン(フェブラリーS GT)、トールポピー(オークス GT)、サクセスブロッケン(ジャパンダートダービー GT)といったGT勝ち馬を含め、20頭もの重賞勝ち馬の母父となり、2009年はサクセスブロッケン(フェブラリーS、東京大賞典 GT)、ヴァーミリアン(JBCクラシック、帝王賞 GT)、ローズキングダム(朝日FS GT)という3頭のGT馬を含む14頭の重賞勝ち馬の母父となる盤石の強さ。2011年はグランプリボス(NHKマイルC)、アヴェンチュラ(秋華賞)、アルフレード(朝日杯FS)がGT勝ち。現在5年連続リーディングBMS。これからもこの記録は続くだろう。文句なしに日本におけるナンバーワンBMSである。



 兄第は初仔で私の愛馬のハルシュタット(父ファスリエフ 牝馬)のみ。このハルシュタットはデビュー前に2歳離れをした豊富なスピードがあると牧場からのコメントが何度もあり大いに期待された。
 デビュー戦、2戦目と相手が強く3着だったが、3戦目にメンバーの軽くなる福島で6馬身差の圧勝。そこからは気性面の難しさを見せ低迷しているが、勝った時に見せたパフォーマンスは500万クラスなら簡単に突破できそうなもの。短距離馬としての素質は高いと思われる。
 今回も多数の短距離での活躍馬を輩出しているサクラバクシンオーとの配合で、これまた豊富なスピード能力を持った馬であろうという思いから購入。



 生産牧場のノーザンファームは、1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。
 トップレベルの牧場として「世界に通用する強い馬づくり」を実践。社台グループの中核として、数多くの名馬を生産・育成しています。JRA生産者収得賞金は、2004年から2008年が1位。2009年〜2011年は2位(1位は社台ファーム)とまさに日本の頂点を極める牧場と言っても過言ではない。
 屋内外2つの坂路コース、1周800mの周回コースなど充実した設備を誇るノーザンファーム早来。育成・調教の専門牧場として直線1200mの坂路コースを備えるノーザンファーム空港牧場。さらにはノーザンファームイヤリング等、施設は広大かつ最新、日々弛まぬ進化を続けている。
 活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト(牡馬3冠他)、キングカメハメハ(日本ダービー他)、ヴァーミリアン(ジャパンカップダート他)、カネヒキリ(ジャパンカップダート他)、シーザリオ(オークス他)、ジャングルポケット(日本ダービー他)、トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯他)、ブエナビスタ(ジャパンカップ他)、ラインクラフト(桜花賞他)など。
 日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。その実力は疑う余地はありません。私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。



 預託厩舎は西園 正都厩舎です。西園正都(にしぞの まさと)は1955年12月29日生まれの56歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属する16年目の調教師で元JRAの騎手。

 西園の実家は競馬とは無関係であったが、母方の親類に競馬関係者(伯父には師匠でもある柳田次男調教師がいる)が多かったことなどから騎手を志すようになったという。

 1974年3月、栗東・大根田裕也厩舎所属の騎手となる。初騎乗は3月2日でヤングローズに騎乗して8着、6月30日にヒコボシに騎乗して勝利し、初勝利を挙げた。

 1981年9月、栗東・柳田次男厩舎所属となる。

 1985年10月20日、カブトヤマ記念をチェリーテスコに騎乗して制し、重賞初勝利を挙げた。

 1986年2月、フリーランス(どこの厩舎にも所属しない騎手)となるが、4月に再び栗東・柳田次男厩舎所属となった。

 1994年1月、再びフリーとなるが、7月から栗東・二分久男厩舎所属となった。

 1997年2月、調教師免許を取得し、騎手を引退する。騎手成績は中央通算3875戦303勝。

 1998年、旧・谷八郎厩舎などから在籍馬を受け継ぐ形で3月1日付で厩舎を開業した。3月7日に管理馬が初出走し、ドクターブイが4着となり、4月26日に新潟競馬場でマイネルユートピアが制し、延べ26頭目で管理馬が初勝利を挙げた。

 1999年9月25日、阪神ジャンプステークスをヒサコーボンバーが制し、管理馬が重賞初勝利を挙げた。

 2001年12月2日、タムロチェリーが阪神ジュベナイルフィリーズを制し、管理馬がGT初勝利を挙げた。

 2010年11月21日、エーシンフォワードがマイルチャンピオンシップを制し、GT2勝目を挙げた。なお。前日にもサダムパテックで東京スポーツ杯2歳ステークスを勝利しており、2日連続での重賞制覇となった。


 2012年11月9日現在、JRA平地通算 351勝、勝率8.3パーセント、連対率16.3パーセント。GT2勝、重賞19勝(GT含む)。

 2010年度は35勝(重賞5勝)、勝率10.8パーセント、2011年は36勝(重賞3勝)、勝率10.6パーセントといずれも生涯成績を上回り好調。非常に高い数字を残している。そして今年もここまで36勝で調教師リーディングの全国10位と今まさに絶頂期と呼べる厩舎。

 短距離戦に強い印象がある。また2勝しているGTは7番人気と13番人気で大舞台で人気薄で穴を開けることが多い。

 騎乗依頼は酒井学騎手を中心に佐藤哲三、岩田康誠、和田竜二、幸英明、田中勝春 各騎手などが多い。

 おそらくフェリークの11も短距離馬だし、師の手腕に期待するところは大きい。また、つい先日は愛馬フロアクラフトが新馬戦で2着。やはり馬の能力を出し切ることのできる素晴らしい厩舎だと思います。

 ただ、馬の能力を出し切り勝ち上がりが多いため、馬房は飽和状態で、頭打ちになった500万クラスの馬を中心にキャロツトクラブでもここ1年で3頭の馬が西園正都厩舎から転厩した。そんな中で友駿ホースクラブの所属馬も引き受けこれからどうなることか。

2012年4月1日 阪神3Rのパドックにて。


 馬体は、3月生まれで馬体重が437キロとギリギリ。キ甲が抜けており、もうこれ以上成長しない可能性も高い。そこは要注意。馬体は筋量が素晴らしいし背中のラインも走る雰囲気。クビ差しの角度からやはり距離は持たない印象。1200mが主戦場になるだろう。繋ぎが高く短く故障が心配でダート馬になりそう。10月31日の近況報告では馬体重が447キロということで少し増えて一安心です。ただ、このままですと出走時は420キロくらいになりそうで、まだまだ増えて欲しいですが。



 総合評価2.36と水準級。母の1勝という競走成績と産駒はまだ1勝馬のハルシュタットのみというところで総合評価としては数字が低くなっているが、値段相当と思われる。この値段なら1つ勝って、500万クラスでうろうろしていても悪くない金額。こんなもんでしょう。それよりも走れば儲けものです。


 期待してるゾ、フェリークの11!!

●2012年11月13日現在はノーザンファーム空港牧場で育成中

 10月31日に更新されましたクラブ公式HPフェリークの11の近況報告は次の通りです。

馬体重:447kg この中間も順調に調整を積んでいます。現在は角馬場でのフラットワークを中心に、週2回900m屋内坂路コースをハロン20秒で駆け上がっています。以前のやや華奢な印象は、放牧や調教を積むことでだいぶ解消し、トモを中心にしっかりとしてきた印象が強くなりました。サクラバクシンオー産駒となると気性面が心配でしたが、現在のところ素直で性格がネックになりそうな雰囲気はありません。現在の調整内容も楽々とこなしているので、次の段階に進んでもすぐにクリアしてくれることでしょう。

 9月段階で437キロと少し小さくて心配だった馬体重は微増の447キロです。牧場では470キロ辺りまで増えて欲しいですが、どうでしょうね。

 育成は最も早い部類で、すでに坂路入りをしています。私の購入した2011年産キャロットクラブ愛馬の中でも断トツ早く、2歳の早い時期から使ってくれて2歳戦には滅法強い西園正都調教師ですから、早期デビューの2歳S出走を目指したいですね。その先?クラシックは距離が無理でしょうから、あわよくば2歳GTとNHKマイルが目標になると思われますが、ダートの短距離を走っているかも知れません。

 何せとびっきり安価な馬ですし、目標は新馬、500万、500万の3勝ですね。

これ以降は2013年2月24日に作成

●競走馬名がラフェドフルールになりました

 2013年2月22日に発表されましたフェリークの11の競走馬名はラフェドフルール(La Fee de Fleur(仏語) 「花の妖精」の意。両親名より連想。になりました。

 なんかどこかで聞いたことのあるような名前ですが、なかなか可愛くていいですね。姉のハルシュタットも低迷していますが可愛くて仕方がないですし、妹も愛着が湧きそうです。

●西園正都厩舎には2歳牝馬の”フルール”が少なくとも2頭!!

 私がずっーーーーとエスポ弟(友駿にしかない無料提供馬)が付くのを待って購入の機会を窺っている友駿ホースクラブのブーケティアラの2011。この馬、友駿初の西園正都先生のところの預託馬なんですよね。

 父はバクシンオーで短距離馬の育成において抜群の実績を誇る超優良厩舎の西園先生のところなら少なくとも1つは余裕で勝ってくれそうな気がします。馬格も504キロとがっちりしていますし、これなら490キロ辺りのちょうど良い馬体重でレースに出られそうな気がします。

 ちょいとノドの方が心配なのであまりに酷そうだと辞退する予定ですが、今のところたいしたことはなさそうです(友駿評これが心配・・・)。


 2月28日で新春セールも終わり、まだまだ残口の余りまくっているエスポ弟をエサにそろそろサマーセールと銘打って、これまた余りまくっている2011年産の一掃処分を考えることは至極自然の流れでしょう(ほっさん考)


 そのタイミングでブーケティアラの2011を購入する予定ですが、この馬、競走馬名がフルールシチーになりました。ここに深刻な問題発生です。


 我らが愛馬ラフェドフルールも同じく父バクシンオー産駒の西園正都厩舎。そして同じく2歳牝馬。


 こりゃ、

 西園センセ「おーい、今度シルポート(放牧に)出したら、(ラフェド)フルール戻しといてくれ」
 
 助手「アイアイサー」


 ・・・と言って

フルールシチーが戻って来てるんぢゃないでしょうねッ!!


 マツパクセンセも元々他馬と間違えてグランデアモーレを札幌入りさせた前科があるぞ。


 故に今後、西園厩舎内のNGワードとして、


 「バクシンオー産駒のフルール戻しといてくれ」


 とか、


 「2歳牝馬のフルール戻しといてくれ」


 とか、


 紛らわしいいい方を設定します(笑)。



 正しい言い方としては


 「期待している方のフルール戻しといてくれ」
 何?どちらのことだって?それは・・・妨害電波ぐわっ

 とか、


 「しがらきのフルール戻しといてくれ」


 になります。



 えっ?

 きちんと略さずに呼ぶとか


 「友駿さんのフルール戻しといてくれ」


 で良いんじゃないかって?

そのとおーーーり。
みんなまーるくタケモトピアノ



 他にマイネフルールとか、メイショウフルールとかハクサンフルールの出現を恐れております(^^;)。エーシンは英語ばかりなので心配いらないのだ

●ここまでの近況をまとめると

2012月9月26日

 スラッと伸びる首差し、薄手で品のある馬体、余裕のある各関節のつくりはサクラバクシンオー産駒とは思えないもので、母父であるサンデーサイレンスの直仔と見間違えるほど

 放牧地でのバネのある動きからも母系の影響を強く受けているのが感じられ、切れ味を武器にした競走馬になってくれそう

 人に対してとても従順で扱いやすい性格

2012月11月30日

 距離的にも融通がききそう

2012月12月21日

 キャンターのストライドは大きめで、距離があった方がよさそうなタイプ

 内に秘めた可能性の大きさを感じさせる

これ以降は2013年3月30日に作成

●4月18日、19日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定

 3月29日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告によりますと、我らが愛馬ラフェドフルールは4月18日、19日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定ということです。

 通常、東西のトレセン入厩時に競走馬登録を行う必要がありますが、本検査を受検した馬はその必要がなく、函館や札幌などの競馬場へ牧場から直接入厩することができるようになります。

 この検査を受検するということは、夏の北海道開催への入厩を視野に入れたもので、それらに間に合いそうもない馬は受検致しません。

 育成も順調に進んでいましたし、おそらくそうだろうなという予感はありましたが、きちんと入ってくれて嬉しいですね。ただ、昨年は所持愛馬2頭共、一昨年も4頭全てがサンチバ(産地馬体検査)を受検したにもかかわらず、今年は購入以来ずっと気にしているゼンノロブロイ産駒2頭(ジェットブラック、バウンスシャッセ)は第1回のサンチバは受検しません。やはり2歳戦で実績のないロブロイ産駒は仕上がりが遅そうですね。まあ、予測していたことですし、この2歳戦が勝負と思っているラフェドフルールが受検してくれると決まっただけでも喜ぶべきですね。

これ以降は2013年4月22日に作成

●4月18日、19日に行われた第一回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録ならびに栗東の西園正都厩舎との預託契約が完了しました

 4月19日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告によりますと、我らが愛馬ラフェドフルールは「第1回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録ならびに栗東の西園正都厩舎との預託契約が完了しました」ということです。

  これで詳細な入厩放牧情報や追い切り情報を得ることができます。次は早期の入厩を期待したいですね。

これ以降は2013年5月24日に作成

●POG本でのラフェドフルールの評価

Gallop臨時増刊 丸ごとPOG 2013〜2014

 西園正都調教師「牝馬にしては体もある。身のこなしも柔らかいし、芝の適性はありそう」

 多数の良血馬が入厩する西園正都厩舎にあって、チョイスされた8頭の中の最後に登場しました。出てくるだけでも期待されているということですし嬉しいですね。ちなみに友駿ホースクラブのフルールシチーは残念ながら8頭の中に入っておりません(T_T)。

これ以降は2013年11月7日に作成

●11月6日にノーザンファーム天栄へ移動しました

 我がほっさん愛馬軍団の4頭いる2歳馬は先週(11月3日)出走したジェットブラックで3頭がデビュー。残る最後の1頭がこのラフェドフルールです。西園正都調教師から見て、まだまだかなり物足りない状態のようで、なかなかノーザンファーム空港牧場から出して貰えませんでした。それはすなわち力不足ということでしょうし、走りにはかなり疑問符がつきます。

 しかし、少しでも早くデビューして経験を積むことは大切です。特に脚元などの状態が悪かったわけではありませんから、ラフェドフルールの移動を今か今かと首を長くして待っていたのですが、よーーーーーやく、11月6日に北海道を脱出して福島のノーザンファーム天栄に移動になりました。更に11月6日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告によりますと、”検疫や状態を見てその後の移動に対応していくことになりそう”ということです。かなり早い段階で、しがらきか或いは栗東トレセンに入厩させるということだと思います。

 なんとか年内にはデビュー戦を迎えて欲しいですね。

●11月7日に栗東トレセンに入厩しました

 11月7日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告によりますと、我らが愛馬ラフェドフルールは11月7日に栗東トレセンに入厩したと言うことです。特に前触れもなく、しがらきにでも移動してもう少し成長を促すのかと思っていましたが、一気にトレセンまで来ました。

 ・・・ということは、よほどのことがない限りゲート試験までは進むでしょう。時期が時期だけにすんなりゲート試験に合格すれば、デビュー戦までいきそうな気がします。どのような追い切りの動きを見せてくれるのか楽しみですね。

これ以降は2013年12月5日に作成

●デビュー戦は12月21日 阪神5Rを予定

 以下は12月5日に発表されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。

。「水曜日は坂路で追い切りました。時計はあまり出ていませんが、疲れが出やすい球節周りの状態を考え、強め程度のところをしっかりと時間をかけて乗り込んでいく、という形で進めていますからね。動き自体はやるごとに良化していますし、体つきも徐々に締まってきたように見えます。あまりやりすぎるのも負担が大きいですから、4週目の牝馬限定戦を目標にして、来週からもう少しペースを上げていければと思っています」(西園師)21日の阪神競馬(2歳新馬・牝馬限定・芝1600m)を目標にしています。

 ということで、ラフェドフルールのデビュー戦は12月21日 阪神5R 2歳新馬 芝1600m 牝馬限定に出走予定ということです。

 短距離馬のバクシンオー産駒ですが、早くから胴長で距離は持ちそうということでしたので、1600mでデビューさせるようです。しかし、今年の最終節で出走ラッシュが予想されますから、除外になる可能性も高いと思います。

 友駿の同型のフルールシチーは鞍上が酒井学騎手でした。ラフェドフルールは現在鞍上は未定ですが、だれになるのでしょうかね。

これ以降は2013年12月19日に作成

●追い切り情報(12月19日更新)

11月13日 栗東E 重馬場 ゲートなり

助手
14.3
13.9
14.1
15.0
15.6


11月14日 栗東E 重馬場 ゲートなり

助手
12.9
12.7
15.2


11月21日 栗東坂路 良馬場 一杯追いバテる
1回
助手
4F 56.4
3F 41.6
2F 28.1
1F 14.7
キングストリート(古馬オープン)一杯を0.1秒追走1.4秒遅れ


11月24日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 58.2
3F 42.5
2F 27.5
1F 13.9


11月27日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 57.5
3F 41.1
2F 26.9
1F 13.5
オレタチセッカチ(古馬500万下)一杯を0.1秒先行0.1秒遅れ


12月1日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.5
3F 40.9
2F 27.1
1F 13.9
ホーマンベルウィン(古馬1000万下)馬なりを0.1秒先行0.1秒遅れ


12月4日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.7
3F 40.9
2F 27.3
1F 14.1


12月8日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 59.5
3F 43.1
2F 28.2
1F 14.0


12月12日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 56.6
3F 41.4
2F 27.1
1F 13.8
サダムコーテイ(古馬500万下)一杯を1.1秒先行0.8秒遅れ


12月15日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 63.2
3F 46.4
2F 30.2
1F 14.7


12月18日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
川須栄彦
4F 53.9
3F 39.5
2F 26.3
1F 13.6
マイネルアルティマ(古馬500万下)馬なりを0.3秒先行同入
 11月13日、ゲート練習をされました。バクシンオーの子でスピード期待ですが、正直、おっそいですねぇ〜。まだ初めてなのでこんなものかも知れませんが、短距離馬でしょうし、前に行けるスピードは大事ですからもっと時計を詰めたいですね。

 11月14日、昨日苦言を呈しましたら、次の日はかなり良い時計を計時しましたね。これならなかなかの先行力がありそうです。短距離馬ですし、最低でもこの位のスピードがないと心配になりますよね。ホッとしました。
 以下は本日(11月14日)更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。
14日はゲート試験を受け、無事合格しました。「まだ入厩して間もないですが、ゲート練習も特に問題なくこなしてくれていたので、今朝練習がてら試験を受けました。大型馬でまだ動きはモサッとしていますが、枠入り、駐立ともに特に問題なく、一発で合格してくれました。今後は状態を見ながら進めていきますが、球節に疲れが溜まりやすいようなので、そこには気をつけていきます」(田中助手)
 ということで、やはりこの時計はゲート試験の時のものだったようです。この時計なら合格しますよね。無事に1発で合格してくれたということでまずは最初の関門突破です。どうやらデビューまで続けていくようですね。まだモサッとしているようですが、これからどのような動きを見せてくれるのか楽しみです。

 11月21日、ゲート試験に合格し、この日から本格的に速いところを乗られることになりました。古馬オーブン馬が併走相手とはいえ、なんとも全体の時計に対して終いの脚の上がり方がハンパない(悪い)ですね。小物感たっぷりです(T_T)。ただ、これが実質1本目の追い切りですし、ここから2、3週間かけてどれだけ良くなるかですね。大物なら、追い切り1本目でももうちょっと格好はつけてくれそうなものです。
 以下は本日(11月21日)更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。これが初めての追い切りということもあって最後は一杯になってしまいましたが、前半から積極的に行ったのでこのひと追いで変わってくると思います。球節周りに疲れが出やすいタイプなので、負担がかかりにくい坂路が中心になりますが、その分本数をしっかりとこなして体を造っていきたいですね」(田中助手)
 陣営もやはり本数を相当乗り込まないとダメだと評していますね。このひと追いで変わってくれれば有り難いのですが。

 11月24日、21日は終いで脚が上がってしまいましたので、テンをゆっくり終いを伸ばす追い切りに切り替えられました。こうやって少しずつやって行くしかないですね。年内にはデビューできると思いますが、年明けの新馬戦は賞金がガクンと下がります。少々仕上がり途上でも年内にしっかりとデビューしたいですね。

 11月27日、少しずつ時計を詰めて来てくれていますが、本当に少しずつですねぇ。大丈夫かなぁ〜(苦笑)。大型馬だし徐々にということで勝手に満足しておきます。あと少なくとも4F4秒くらいは縮めて欲しいですが・・・。
 以下は11月27日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。
「今朝は坂路で終いだけ強めに追い切りました。相変わらず馬場状態があまり良くありませんから、時計自体はそれほど出ていませんが、ここまでは順調に来ていますよ。ただ、繋ぎが立ち気味の馬で、どうしても球節周りに負担がかかりがちですから、そのあたりは考慮して攻めていかなくてはなりませんね。あまりビシビシと速い時計を出すというよりは、このぐらいの追い切りをもう2、3本重ねていくというイメージで仕上げていきたいと思います」(西園師)
 ということで、繋ぎが立ち気味で球節周りに負担がかかるようですね。私自身は繋ぎの立っている馬は買わないつもりなのですが、この馬は安価で短距離実績の豊富な西園正都厩舎ということで飛びつきましたから、あまり馬体は見ていなかったようです。これは強く負荷をかけられませんし、あまり強くないかも知れませんねぇ。未勝利戦は勝ち上がって欲しいですが・・・。

 12月1日、終いの伸びは案外ですが、全体の時計はグッと縮めて来ました。取りあえずこの時計が出せるのなら、未勝利クラス全体の平均ぐらいの走りはできそうです。あとはこれで終いもグッと伸びて欲しいですね。順調に時計が出せているのは何よりです。

 12月4日、1日に続いて一杯に追い切られましたが、同じような動きですね。終いの伸びのなさが気になりますね。

 12月8日、16−15−14−14で追い切られました。次の水曜日か木曜日にどのような動きを見せてくれるかですね。ここまでは動きはともかく、順調ですね。

 12月12日、格上馬相手に1.1秒ものハンデを貰いながら0.8秒も千切られました(>_<)。目一杯に追ったのは初めてですが、それにしても”弱い馬の動き”ですねぇ。実戦で変わる馬なら有り難いですが、常識的には未勝利脱出もままならない気がします。これが高級馬なら目も当てられませんが、安価な馬だったということで最悪投資金をドブに捨てる覚悟でいかなければならなさそうです。
 以下は12月12日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。
「1週前になりますから、今朝は坂路で一杯に追いました。これまでは脚元のことを考えて強め程度のところを乗ってきて、目一杯に行ったのはこれが初めてですから、やはりまだちょっとモサモサしていました。馬自身まだ体を持て余している感じですし、使いつつ良くなってくるのではないかと思っています」(西園師)21日の阪神競馬(2歳新馬・牝馬限定・芝1600m)に川須騎手で出走を予定しています。
 ・・・ということで、西園正都先生もこの動きでは緒戦はまず無理だろうという感じです。大型馬ですし、1度使っての変わり身期待と苦しいコメントしか出来ないですね。鞍上も2場開催で良い騎手はたくさんいるのに川須栄彦騎手と弱気です。そりゃそうですね。

 12月15日、15−15で追い切られました。陣営も負荷はかけすぎずに、しかし本数は上手く乗り込んでくれています。これだけ乗れているのは馬格があるからですが、この調教量が良い方に出てくれればいいのですが。

 12月18日、格上の古馬に胸を借りて一杯に追い切られました。ようやく少し”小マシ”な時計が出ましたが、終いの伸びは寂しいもので、これだと出走奨励金圏内くらいのレベルですかねぇ。
 以下は12月12日に更新されましたクラブ公式HPラフェドフルールの近況報告です。
「今朝は最終追い切りということで、坂路でしっかりとやりました。朝一番の時間帯以外は雨で時計がかかりやすい馬場状態だったことを考えれば、4ハロン53秒9というのは十分水準と言っていいでしょう。終いは多少時計を要しましたが、前半からこれだけやれれば問題ありません。繋ぎが立ち気味でどうしても慎重になってしまうのですが、ここ2週はいい負荷をかけられましたし、まずは次につながるレースをしてもらいたいと思っています」(西園師)21日の阪神競馬(2歳新馬・牝馬限定・芝1600m)に川須騎手で出走を予定しています。
 ということで、西園正都先生的にも白旗が揚がっています(>_<)。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。動きは冴えませんが、乗り込み量は豊富で、その部分を高く評価したいと思います。逆にこれだけ仕上げているのですから、あまりに不甲斐ない走りだと上積みはそんなにないと思われ、いきなり万事休すになるかも知れません。いや、ダートがあるさ(笑)。

●気になる出馬想定表(12月21日 阪神5R)

出馬想定表 12月21日 阪神5R 2歳新馬 芝1600m 牝馬限定
フルゲート18頭 想定数27頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ヴォランテ 岩崎翼
ウォーターテランガ 菱田裕二
エアジャモーサ 松田大作
エスジーカピターナ
グラジオラス 三浦皇成
クールアンジュ
ケンブリッジクイン
ゴールデンロッド
サンマルアイ 藤田伸二
シーノットラブユー ルメール
タガノホーネット 和田竜二
テイエムジャバラ 田中健
ハートビジュー 藤岡康太
ビジョナリー 藤岡佑介
フェミニンドレス 国分恭介
フミキュン 後藤浩輝
フラッシュバイオ 浜中俊
プリンセスアスク 武豊
ブルーダイアモンド 北村友一
プレシャスベガ バルザローナ
マナオラナ 福永祐一
マンダリンカラー 幸英明
メイショウホタル 武幸四郎
ラフェドフルール 川須栄彦 B+
ルナレインボー 高倉稜
ワイレアワヒネ

フルゲート18頭のところに現在27頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも”除外の可能性有B”ということで抽選対象ですね。

●出馬確定表

出馬確定表 12月21日 阪神5R 2歳新馬 芝1600m 牝馬限定 出走数18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エアジャモーサ 松田大作
エスジーカピターナ 太宰啓介
ゴールデンロッド 戸崎圭太
サンマルアイ 藤田伸二
シゲルリクゼン 藤懸貴志
シーノットラブユー ルメール
タガノホーネット 和田竜二
ハートビジュー 藤岡康太
ビジョナリー 藤岡佑介
フミキュン 後藤浩輝
フラッシュバイオ 浜中俊
プリンセスアスク 武豊
プレシャスベガ バルザローナ
メイショウパラオ 秋山真一郎
メイショウホタル 武幸四郎
ラフェドフルール 川須栄彦 B+
ルナレインボー 高倉稜
ワイレアワヒネ 松山弘平

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬

グラジオラス(三浦皇成予定)、フェミニンドレス(国分恭介)、ブルーダイアモンド(北村友一)、マナオラナ(福永祐一)、マンダリンカラー(幸英明)が非当選の除外になりました。案外強敵が除外されてくれました。ラフェドフルールも多少順位が上がりそうです(^_^;)。

●阪神芝1600mコース解説

 改装後の目玉コース。
 スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となった。従来のようなスタート直後のカーブがなくなったことで、当初は枠順の有利・不利がなくなることが予想されたが、どうやら完全には解消されていない。最初の3コーナーまでは比較的馬群が固まったまま進むので、多頭数の外枠だと内枠の馬よりもだいぶ外を回らされるからだ。最後の直線(Aコース使用時)は外回りが474m。この点については従来との違いは大きい。追い出しのタイミングが最後の直線に入ってからでも間に合うようになったので、各馬能力を発揮しやすくなった。ただし、以前よりもペースが遅くなることが増えたので、直線は長いけれども差し・追い込みが不発というシーンも増えた。展開の読みがレース攻略のカギを握る。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 枠順、展開
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒3
2歳未勝利 1分36秒4
2歳500万 1分34秒1
2歳オープン 1分33秒1
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万 1分35秒2
古馬1600万 1分34秒1
古馬オープン

●騎手は川須栄彦騎手 ほっさん評価「B−」

 ラフェドフルールの鞍上は川須栄彦騎手です。二場でしかも重賞の開催日。そうそうたる騎手が揃う中、正直主場ではツーパンチ足りない川須栄彦騎手の起用というのは、陣営の自信のなさを象徴しています。実際、繋ぎが高く脚元に負担がかかる為に、強く追いづらいというのはありますが、追い切りの時計はすこぶる平凡。だれが見ても能力的に疑問です。そんなにいい騎手に依頼しづらいところでしょう。

 川須栄彦騎手は今年11月に愛馬グランデアモーレに騎乗していただきましたが、急遽の乗り替わりとはいえ、上手く制御できずに大敗させてしまいました。次走8年目の経験豊富な北村友一騎手が騎乗すればアッサリ勝ったことからもやはり技術面ではまだまだです。

 それでも2011年は年間91勝と大ブレークした騎手であり全く期待出来ない騎手ではありません。良い走りを引き出して次も川須栄彦騎手でという感じになって欲しいですね。


 私がほっさん愛馬と川須栄彦騎手はこれで4度目のコンビということになりますが、全て二桁着でいい印象はありません。そろそろこのイマイチイメージを覆すような走りを見せて欲しいものです。


 2013年12月19日現在、中央通算226勝、勝率8.2パーセント、連対率15.0パーセント、重賞4勝と3年目にしてはかなりの数字。一昨年(2011年)は中央91勝、勝率10.2パーセントと一気に大ブレーク。減量の恩恵のなくなった昨年(2012年)でも69勝、勝率8.3パーセント、連対率15.8パーセントと非常に高い数字を残しており、競馬サークル内での人気は健在。本年(2013年)もここまで48勝、勝率7.0パーセント、連対率12.9パーセントで徐々に勢いに陰りが見られるものの、全国騎手リーディングの22位とかなり上位です。


 川須 栄彦(かわす はるひこ)は1991年11月9日生まれの22歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。 


 2007年4月にJRA競馬学校騎手課程第26期生として入学。

 2010年2月に卒業して騎手免許を取得した。同期は菅原隆一、平野優、高倉稜、西村太一、水口優也。3月13日、栗東の本田優厩舎所属としてデビュー。第2回中京競馬3日目第1競走のビーンケードで初騎乗(16頭立て13着)。5月23日、第1回新潟競馬8日目第1競走でメイショウクレモナに騎乗して初勝利。67戦目と少し遅かった。1年目は18勝。
 12月9日に1年目としては異例のフリーに転向。本人によれば、この直前に行われた騎手免許更新のための講習会の存在を失念し、講習会に遅刻したことで調教師の本田の逆鱗に触れたことが直接の原因だが、それ以前から「厩舎のことを考えない行動が目立つ」等の理由で本田との関係が悪化していたとのことで、半ば所属厩舎から追放されるような形でフリーにならざるを得なかったという。

 2011年になると一気にブレークし、勝利を量産。6月19日の第4回阪神競馬2日目第11競走のマーメイドステークスで重賞初騎乗。騎乗馬のモーニングフェイスは12番人気ながらも5着と人気を大きく上回る健闘を見せたが、以後は年内だけで9戦あった重賞騎乗機会で全て掲示板に載ることが出来ず、一度も初騎乗時以上の着順を取ることはできなかった。11月5日の第5回新潟競馬7日目第4競走でマルコフジに騎乗してJRA通算100勝を達成した。10月30日現在での関西リーディングで、岩田康誠・福永祐一・川田将雅に次ぐ4位に入っていたために、同年開催の第25回ワールドスーパージョッキーズシリーズで補欠となっている。補欠とはいえ、デビュー2年目の騎手が選出対象となること自体が珍しいことである。
 2011年度の小倉競馬開催で通算40勝を挙げたことから、2012年1月18日、九州競馬記者クラブより『小倉ターフ賞』に選出された。

 2012年2月4日に第1回小倉競馬7日目第11競走の小倉大賞典でエーシンジーラインに騎乗して重賞初制覇。

 2013年5月4日の第1回新潟競馬1日目第9競走でオーシャンドライブに騎乗してJRA通算200勝を達成した


 騎乗が荒っぽく、2010年・2011年と2年連続でJRAの制裁点の合計が60点を超えている。このため他の騎手から騎乗振りを批判されることも少なくない。特に2012年2月に小倉競馬でレース中に西田雄一郎と交錯し騎乗停止(2日間)になった件については、後に吉田隼人が「年明けにヒジを使ってアウトになったじゃないですか。ああいうのは1ヶ月とかもっと重い処分が必要だと思う」と語るなど、競馬サークル内で不評を買った。



「1年目の12月に異例の早さでフリーになり、2年目に大躍進した。ただ、エージェントの力と減量の恩恵があっての結果で、技術的にはまだまだである。走る馬に跨るようになって持って行かれるシーンが見られるようになった。流れを読んで考えながら乗っている点は良いが、チグハグになることも多い。追いに関してはデビュー時よりも強く馬を押せるようになっている。2011年の1番人気馬での成績は[13・8・9・22]の勝率.250、連対率.404。2・3番人気馬では[28・17・15・49]の勝率.257、連対率.413で、こちらの方が数字が良い。大きな穴は単勝3210円と4150円があった。春までは裏開催を回っていたが、夏口から本開催で騎乗。小倉の2開催では、12勝を挙げて川田将雅、浜中俊に次ぐリーディング3位になった。松元茂樹など多く乗って連対率の良い厩舎は多い。2011年の特別戦での成績は[4・2・8・96]の連対率.055、単勝回収率46パーセントと評価できないもので、準オープン以上でも[0・1・2・19]と結果を出せていない。結局は今のところ平場頼みということ。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手) 
 ほっさん愛馬での成績 (3戦0勝)

 2010年 5月15日 フローラシチー 新潟ダート1800m 15着/9番人気
 2011年 1月15日 マリアンヌシチー 京都芝1800m  13着/13番人気
 2013年11月10日 グランデアモーレ 福島芝1800m  11着/7番人気


2012年5月27日 京都8Rでテーオーゼウスに騎乗する川須栄彦騎手。(4番人気6着)

これ以降は2013年12月20日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「フラッシュバイオは牝馬らしい体つきだが、非力さは感じられず、常に軽快な動き。芝が向きそう。ビジョナリーは走る姿勢が良く、今週は最後まで確かな脚取り。プリンセスアスク、シーノットラブユーも上位争いに。」


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
フラッシュバイオ
タガノホーネット
メイショウパラオ
ゴールデンロッド
ビジョナリー △△
プリンセスアスク
シーノットラブユー △△
ラフェドフルール
ワイレアワヒネ
メイショウホタル △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
フラッシュバイオ 3.1
ワイレアワヒネ 5.6
シーノットラブユー 7.5
ビジョナリー 7.9
プリンセスアスク 8.2
ゴールデンロッド 10.4
タガノホーネット 12.7
ハートビジュー 24.4
メイショウパラオ 25.8
プレシャスベガ 26.9
フミキュン 32.3
ラフェドフルール 32.3
サンマルアイ 34.9
メイショウホタル 35.9
以下36倍以上省略


デイリー馬三郎

 本紙の見解

「◎シーノットラブユーはルメールを背に2週続けてシャープな動きを見せている。追ってからもしっかりしており、初戦から能力全開だ。ここ3週の併せ馬では常に優勢な○プリンセスアスク、好仕上がりを示す▲も小差で続く。〈吉田〉」

◎ シーノットラブユー
○ プリンセスアスク
▲ タガノホーネット
× フラッシュバイオ
☆ ビジョナリー

以下省略

ラフェドフルールはもちろん無印

ラフェドフルールは全13記者中 全員無印(>_<)。本命党も穴党も無印(>_<)。

●各陣営のコメント

ラフェドフルール

 「まだケイコの時計が詰まらない。おっとりとした気性で使いつつのタイプかな。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「攻めはやっているが、今週はジョッキーが乗って53秒9。使ってからかな。」(西園正都調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 2013年12月19日 独り言のコーナーより


「次につながるレースをしてもらいたいと思っています」(ゾノ師)

やる前から早くも敗北宣言が出されています。私もこれには大局的見地から強く同調させていただきます。


更にデイリー馬三郎の追い切り短評では

11/27 目立たず C
12/04 伸び平凡 C
12/12 動き平凡 C
12/18 反応平凡 C



ということで、全ての”平凡”をいただきました。


いただきました、平凡3つ〜(>_<)
いるか、そんなもんッ


 これでもあなたはラフェドが勝てるというのですか?


 抜群の勝ち上がり率を誇る我が軍団ですが、久々に勝ち上がれるかの心配をしなければならない馬が登場してきました。

 2010年産は3頭所持の全馬勝ち上がり、ラフェドと同じ2011年産は4頭所持ですでにバウンスシャッセとオフェーリアシチーの2頭が勝ち上がってくれています。ジェットブラックは父が晩生のゼンノロブロイでしたし、母も高齢に伴い産駒の勝ち上がりが遅くなっています。1つ上の兄マラネロも勝ち上がりは3歳8月でしたが、そこからポンポンと勝ち上がり。ジェットブラックも最初からそのイメージです。それが2歳11月で取りあえずデビューできるくらいの身体でしたし、しかも6着とまずまずの走りだったことを考えれば勝ち上がりはほぼ確実と考えています。

 ラフェドフルールは今年は特に低迷しているバクシンオー産駒。勢いのあるヨハネスブルグ産駒に太刀打ちできない場面が多く、しかもどちらかと言えば2歳の短距離戦でこその馬です。それがこの時期にこれだけ”うーーーん”という感じですから厳しいと言わざるを得ません。

 ただ、そんな中でも2歳中に一応デビューのメドが立ったことは有り難いですね。まだ時間がありますから、これでダメでもダートだ距離だと模索できますし、こんな感じの馬でも勝ち上げる西園正都先生の手腕にも期待されるところです。


 取りあえず新馬戦は走って見ないとわかりませんから、実戦での走りを見て評したいと思います。

●当日は口取りの権利を獲って現地応援いたします

 当日は初めて見るラフェドフルールとそしてすでに6戦目となるもまだ1度も生で見たことがないグランデアモーレも12Rに登場することから、現地応援する予定です。

 口取りもラフェドフルールは余裕で権利を獲れるだろうと思っていたらなんとなんと10名応募でギリギリ非抽選での権利取得。グランデアモーレの方は14分の10の抽選に当選することができました。

 夜トップページの方に簡単に写真等をアップしたいと思います。こちらの本編の方は、ここのところ現地観戦ばかりで更新が滞っていますので、いつアップできるか自信がありません(^_^;)。年末年始にまとまった休みがあるのでそこでなんとかと思っています。

これ以降は2014年2月1日に作成

●パドック

 当日は予定通り愛馬ラフェドフルールとグランデアモーレに遭いに競馬場に行ってきました。写真はすべて撮影順です。


ラフェドフルールの馬体重は470キロ。馬格のある馬を目指す私としてはちょうどいいくらいの馬体重で満足です。単勝はこの時点で59.5倍・・・。



二重メンコのラフェドフルール登場。



新馬戦ということもありましたが煩かったですね。



これも煩い様子を捉えています。



反対側から。



短距離馬はスタートが大切。こんなに煩いと出遅れが心配でしたが、案の定出遅れます。



今度は尻尾が煩さを表しています。



とまーれーのあと。確かに繋ぎが立っていますねぇ。私は基本的に繋ぎが立っていたり短すぎる馬は買わないはずなんですけどねぇ。安価な西園正都先生のところということで衝動買いをしちゃいましたね。



西園正都先生登場。いつも薄いグリーンのお召し物なのですぐにわかります。



長ーーーーいこと陣営4人で話し込んでおられました。そして川須栄彦騎手が到着。



騎手が跨がり、また煩くなり出すラフェドフルール。



川須栄彦騎手も「こんなに煩い馬だとは聞いてないよぅ」という表情。



本来なら二人引きでもいいくらいですが、そこはベテランの厩務員さん?が上手く対応します。



ようやく落着いたラフェドフルール。



厩務員さん?と会話をするわけでもなく1人笑う川須栄彦騎手。



「どうりで滅多に来ない西園先生のところから依頼が来るわけだ」と危険な馬の騎乗依頼に笑うしかない川須栄彦騎手。



笑う川須栄彦騎手と、申し訳ない表情の厩務員さん?。



やっと現実に帰り「やるしかない」と腹を括った川須栄彦騎手。

●レース 


パドックで煩いところを見せまくっていたラフェドフルールは案の定出遅れます(13番)。



そして二の脚もつきません(T_T)。



新馬戦で滑る馬場でこの位置では正直言ってここで大敗を覚悟するしかありません。



4コーナーでは少しポジションを押し上げ、大外一気を狙います。



本来なら、この辺りでせめて先頭を射程圏内に入れておけるポジションにいないと。



直線ではジリジリとは伸びますが、10着まで。



次に出遅れずにスタートを切って、どのくらいまで着を上げられるかですね。

●時計の評価

 今回のラフェドフルールの走破時計1分39秒0稍重馬場は、勝ち馬から1.6秒も離されたものです。競馬ブックの推定勝ちタイムは良馬場で1分36秒8、重馬場で1分38秒3でした。勝ち馬の時計が1分37秒4稍重馬場ですから、ちょうど馬場的に競馬ブックの推定タイムちょうどくらいと思われますから、やはりラフェドフルールの時計は相当遅いと言わざるを得ません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ラフェドフルール(10着)

 「まだ調教で目一杯仕上げていないと聞いていましたが、やはり乗っていても緩さを感じました。道中手綱を持っているうちは脚も溜まっていていいのですが、いざ追い出したらフォームがバラバラになってしまいました。ただ、こういう状況でも最後まで差を詰めようとはしていましたし、使いつつ変わってくると思います」(川須栄彦騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「繋が立っていて脚元がまだ固まっていないだけに、ビッシリと仕上げてはいない状況でしたし、まずは次につながる競馬をと思っていましたが、道中は予想以上にスムーズに追走できましたね。使いつつもう少しトモがパンとしてくれば、追い出してからの踏ん張りも違ってくるはずです。まずはレース後脚元に問題がないかどうかしっかりとチェックしていきたいですね」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当の383000円が25000円減額されます(8着以降だったので)ので358000円。1口で割りますと、810円程度になると思われます。

●今後の展望

 サクラバクシンオー産駒なので、基本的に短距離馬でしょうから、気性が悪いことによる出遅れは致命的です。芝ではイマイチでしたので、ダートということになるでしょうが、ダートの短距離で出遅れということになると芝よりも結果は残せないでしょう。

 繋ぎが高く強く追えないこともやはり厳しいですね。負荷がかけられないので、なかなか強くなりにくく、私も上記購入段階から繋ぎが高いことは指摘して懸念材料だったのに、厩舎魅力と安価な値段で衝動買いをしてしまったというところです。これは反省しないといけません。

 正直、勝ち上がりすら厳しい馬と言わざるを得ません。

●最後に

 2009年産は5頭購入し、これまた抽選倍率が高そうなことから衝動買いをしてしまったリバイヴエンブレムのみが勝ち上がれず、しかし勝ち上がり率は80パーセントと優秀でした。続く補償廃止元年の2010年産は3頭購入し、3頭共勝ち上がり、そしてラフェドフルールと同じ2011年世代になるわけですが、ここは4頭購入で現在2頭が勝ち上がっています。父が晩成のロブロイ産ということと、緒戦が18頭立ての6着ということもあり、まだ勝ち上がっていないものの、ジェットブラックは勝ち上がってくれるような気がしますから、問題はこのラフェドフルールのみということになります。

 しかし、パドックで見る限り、相当煩い馬ですし、本来この気性なら行ききる(ハナに立つ)方が良いのですが、出遅れるし二の脚も速くないしでそれも叶いません。また、切れる脚もありません。ないないづくしで良いところを見つけ出す方が難しそうです。

 安価な馬とは言えやはりなんとか勝ち上がって欲しい。次の目標はまずは掲示板ですね。それすらも厳しい条件だと思います。頑張って欲しいですね。

 頑張れ、ラフェドフルール!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年11月13日立ち上げ 2013年2月24日、3月30日、4月22日、5月24日、11月7日、14日、21日、24日、27日、12月3日、4日、5日、11日、19日、20日、2014年2月1日加筆

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